(500)日のサマー 映画レビュー

(500)日のサマー
2009年公開 アメリカ

時間 96分

監督 マーク・ウェブ

出演 ジョゼフ・ゴードン・レヴィット ズーイー・デシャネル クラーク・グレッグ

★★★★★

「これは恋の話ではない」。いや、恋の話だろ、ってツッコミもあるだろうがw

ただ、ぼくは恋の話ではないのだと、そう思います。

途中をちゃんと書いた「シガテラ」な感じ。でも、「シガテラ」は恋話だと思うw

すごくキライとすごく好きの真っ二つに別れるであろう映画。

そして、ぼくにとっては後者だった。撮影手法はキライではない。

というかむしろ、エヴァとかトップとかのラストすげーと思ってしまう、

ぼくのような人間にはけっこう好物。あと、時間軸のいじり方もそうとう好きだ。

こういういじりは、とんでもなく難しい。スキルとうまさをすげえ感じてしまう。

それらテクニカルな部分は好みにもよるだろうけど、ぼくの好みにジャストだった。

で、肝心のストーリーだが、恋の話は正直、ぼくにとってはどうでもよかったというか、

冒頭でも書いたけど、この話はそこじゃねえと思う。

恋の話だとすれば、かなりの欝映画になるけど、それは感じなかった。

だからやっぱ、そういうのじゃないと思うんだこれは。

ことばはいつも難しく、他人に届かせることは途方もない。

なのに、ある朝ふと目覚めたなにかに、簡単に敗北してしまう程度のものでしかない。

ただし、それすらも表すときはことばでしかない。

そんなまとめでいいか? いや、ダメだろうけどw

あと、サマーのビッチさにはびっくりした。正直、びっくりしたw

これはビッチスキーとしては、nice bitch!と言わざるをえない。

You like me? には萌えたけど、ビッチっぷりにはほんとうに満腹w

ペニス連呼せんでも、もうビッチだっていうのは、充分わかりますからw

結論として、オススメしますか? と言われれば、いいから見ろ、

つまらなかったらおれと朝まで討論しようず、と挑発する映画。

【テキトー3行まとめ】

時系列と手法については、賛否両論あるだろう。テーマも賛否両論あるだろう。

問題はなにも解決してない点と、あまりに整然と解決されすぎている点が混在。

そういうごったな部分をひっくるめて、とりあえず賞賛してみような映画。

【偏見に満ちた3行まとめ】

壮絶なATフィールド合戦を、小粋なセリフで味を整えたある意味厨二映画。

テクニックを見せつけてこんなんできんだぜ、という傲慢さw

ただ、傲慢さは否定的な要素じゃねえ。お行儀悪くてもいいじゃねえか。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。