【ユッケ問題】大和屋商店について調べてみた ※再追記2011/05/09 9:49

勘坂康弘氏の振る舞いや話し方、また会見の内容が非常に興味深いです。

焼肉屋えびすの肉の卸元である大和屋商店がどのような組織なのか簡単に調べてみました。

会社名   株式会社大和屋商店
郵便番号 〒173-0014
住所    東京都板橋区大山東町20-3
TEL    03-3962-2981(代) 留守電 03-3962-0961
FAX    03-3962-2998
代表者   長田 長治
URL     http://www.yamatoya-co.jp/

HP上では創業50年以上と書かれており、

多くの実績もあるようです。

お肉は公開せり取引で仕入れているため、

もし、ここの会社に問題があるのであれば

元々の肉というよりは保存法や配送法に着目するところでしょう。

残念ながら大和屋商店について調べても、

保存法や配送法に関して、有益な情報は出てきませんでした。

取引先が複数あるために、

焼肉酒家えびすだけで食中毒が起きているのであれば、

焼肉酒家えびすすの調理法、管理法に問題があると見て良いのかも知れません。

FNNニュースで大和屋商店に取材された内容が発表されていた記事をここで引用します。

焼き肉チェーン集団食中毒 都内食肉販売会社「将来性見越して取引続けていた」

(引用開始)「O(オー)111」集団食中毒で死者4人を出した「焼肉酒家(ざかや)えびす」との取引について、肉を卸していた都内の食肉販売会社は当初、「利益はかなり少ないが、えびすの将来性を見越して取引を続けていた」などと説明していた。
東京・板橋区の食肉販売会社「大和屋商店」は、食中毒発覚直後のFNNの取材に対し、「利益はかなり少ないが、大量に扱うことでなんとかやってきた。えびすの将来性を見越して取引を続けてきた」などと説明していた。
「大和屋商店」では、6日も通常通り肉をトラックに積み込むなどの作業を早朝から行っている。
一方、神奈川県の焼肉酒家えびす藤沢湘南台店では、4月に食事をした10代の男性客が、新たに食中毒症状を訴えたことがわかっている。
焼肉酒家えびす神奈川エリアの塩田マネジャーは「私どもは、一刻も早く謝罪したいと思っております。連絡先がわかったら、すぐさまおわび申し上げたい。申し訳ございませんでした」と語った。
藤沢市は6日、店舗への立ち入り調査を行うか検討している。(引用終了)

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00198859.html

焼肉酒家えびすには安い肉を提供していたわけではなく、

利益がほとんど出ないレベルで取引を行っていただけだ。

と言いたいようです。

下記の記事ではフーズ・フォーラス社は肉の危険性を知りながらも

細菌検査はしていなかったと記述されています。

http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2011050302000155.html

今回の責任の所在はどこにあるのか。

消費者、飲食店、卸先、国、といろいろ所在はありそうですが、

私たち消費者は情報を発信してくれなければ

気づくことが難しい立場にいます。

飲食店にはしっかりと細菌検査をして欲しいですし、

卸先も生食用のみをユッケのものとして提供してほしいですし、

国にも厳格な守るべき基準を用意して欲しいものです。

果たして、どのような解決案が出るのか今後も見つめていこうと思います。

=====================追記(2011/05/06 18:46)=====================

asahi.com(朝日新聞社):ユッケ食中毒、午後に一斉捜索 肉の出荷元も聴取へ – 食と料理 : http://www.asahi.com/food/news/OSK201105060013.html

出荷元も聴取されるようです。

(引用開始)一方の大和屋商店の関係者は、富山県からの依頼で調査した東京都に対し「生食用として出荷したものではない」と答えたという。

こうした経緯から、合同捜査本部は、大和屋商店側からも事情を聴き、生食用で客に提供することについての双方の認識も確認する。(引用終了)

牛肉の生肉用の出荷は流通していないのだから当然の回答です。

大和屋商店側は基準値を知らずにだしているとは思いにくいです。

おそらく契約書か何かでは生肉用ではないことが明記されてるんじゃないかと推測。

いずれにしても、生肉用じゃないものが生肉用として流通している事実は存在しているので

そこのところをしっかりとお役所の人たちに締めてもらいたいですね。

=====================再追記(2011/05/09 9:49)=====================
<焼き肉店集団食中毒>卸業者「100%使用可能」 表面削り不要と判断 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース :
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110509-00000011-maiall-soci

(引用開始)毎日新聞が入手した大和屋からのメールは09年5月20日に送信され、「国産牛 和牛経産(出産したことがある牛)モモ赤身100% ユッケ用のサンプルが出来ました。社員とサンプルテストしましたが、どの部位を食べてももんだいは無く感じました」と安全性を伝えていた。また肉質は「和牛の血統でその上雌なので味があります」とし、「歩止り約100%で、無駄がありません」としていた。(引用終了)

上記の記事ではメールが本当に送られたものなのか、契約内容がどうなっているかは記述されておりません。
永田町のメールの時のようなこともありますので、現段階では責任の所在の多くを大和屋商店に置くことは早計に思われます。

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投稿者:

おしり

アニメを見て育ち、30歳を過ぎてもアニメを見続けているアニヲタ