第4回高校生ラップ選手権を見に行って来たのであります!
動画はもちろんまだないんだけど、思いのままに感想を書いてみました。
最新記事
高校生ラップ選手権歴代出場者を完全なる独断で評価しました。
【動画&レビュー】第4回かしわvsT-pablow
まだ、上の2記事しか更新してないけど、
これから上記のサイトで高校生ラップ選手権について更新していくのでそっちも見てくださいね!
日時:2013年9月21日17時
場所:赤坂BRITZ
■出演者まとめ
Aブロック
RACK(第3回出場/京都/17)
KDT(初出場/沖縄/17)
DK(第3回出場/大阪/17)
3tani(初出場/東京/18)
罰当(第3回出場/大阪/17)
EINSHTEIN(初出場/大阪/15)
LEON(第3回出場/和歌山/17)
HIYADAM(第3回出場/北海道/17)
Bブロック
かしわ(初出場/大阪/かしわ)
りぼん(第2回出場/大阪/りぼん)
HIBIKI(第3回出場/岡山/18)
D-regill(初出場/茨城/18)
MC☆ニガリ(第3回出場/長野17)
72(初出場/東京/18)
WENY(初出場/東京/17)
T-pablow a.k.a K-九(第一回出場/東京/18)
第4回目にして満を持して観覧してきました。
高校生が多いのかと思いきや、そうでもなかったみたいです。
まぁ、ほとんどがばっちばちB-BOYでした。
私、B-BOYではございませんでして、new elaぐらい買っとくべきだったと少し後悔。
■ゲストライブの感想
5時開演。まずは、ゲストライブ。
ダースレイダー、Simi labo、D.O.、MC漢、SEEDAの順でACT。
いやなげえ。笑 とにかくなげえ。ダースの時点で限界だった。2時間も使うと思わなかったからおっさん足パンパンや。笑
ダースの最後で、HYADAM、LILMAN、GOMESS、dodo、MC妖精が出てきて、HIGH SCHOOL HIGH歌ってたよ!
これはテンション上がったな。もはやただのファンだからwww
でも圧倒的にMC漢だった。「時間は巻かねえ。巻くのはポリスとガ○ジャだけだ。」ヒェー(小藪風)。アティチュードやべえっす。自分もレペゼン新宿(ぎりぎり新宿区の端っこです)なんでついていきます。
あとは、SEEDAがTERIYAKI BEEF歌ってたのが面白かった。
「ジョークだよ」ってどうでもいいフォローしてたw
そしていよいよ、第4回高校生ラップ選手権開幕。
■大会結果
(見にくいけど上の図の赤線が勝敗結果だよ)
優勝 T-Pablow
準優勝 DK
BEST4 かしわ
BEST4 EINSHTEIN
■出場者を一言で振り返る。
Aブロック
RACK
前回に比べて、鬼気迫る感じがなかったな。韻の数が少なくて盛り上がりにくかった。
KDT:レペゼン沖縄は伝わるし上手いんだけど、沖縄文化や黒人だったり極真空手のフレーズが会場を動かすには至らなかった。
DK:相変わらず、好青年というかもじもじしてるというかいい奴。最初に出演者が出揃った時にRACKにもうちょっとこっちおいでって整列を気にしていてお兄さん気質を垣間みれて良かった。ラップは格段に良くなってた。でも、ここぞの気迫やパンチラインがもう少し欲しかった。ここぞという所での勢いが加わるとかなり良くなる気がする。
3tani:個人的にはすごい好き。バトル慣れもしてるし、フロウがよかった。
たぶん何年かしたら一番上手くなってるんじゃないかと思う。
罰当:今回、罰当っぽさ出す前に終わっちゃったなあ。ムーニーマン的パンチラインを期待してたけど、EINSHTEINにかわされてすっと終わっちゃった感じ。でも紹介動画での「最近した罰当たりなことは?」に対する、「ナンパしたら妹の友達だった。」には笑った。罰当の曲好きなんで今後の活動に期待。
EINSHTEIN:今回一番期待してたんだけど、期待通り。名前に恥じない天才だと思う。
終始なめた感じなのも大物感がしてよかった。
EINSHTEINのフローすごい好き。そして、ラップも一番聞き取りやすい。
LEON:和歌山から来たキングコング。
HIYADAM:HIYADAMさん。いや、わかるよ?すげえ上手いんだけど、なんか前回に比べてフレンドリーすぎて、オーラみたいなものがどっかいっちゃってたよ。そして、何いってるか分かんなかったな。好きなんだけど。RACKもそうだけど、初見と2回目では客の受け取り方が変わってくるから、難しい。
Bブロック
かしわ:今回一番の収穫。上京して初めて家系食った時くらいの収穫。トラックも自分で作ってるみたいだし、曲も出すだろうからしばらく追いたい。犬式を彷彿とさせるレゲエ調のフローは会場がどよめいた。鎮座DOPENESSみたいなオリジナルなメロディーをかましてくる。最高。
りぼん:上手くなってた。でも女MCのバトルって迫力出しにくいしやっぱ難しいよね。ZEEBRAも言ってたけど、りぼんは曲がいいからそっちでね。
HIBIKI:前回、韻なんかどうでもいいんだよって言ってたけど、HIBIKiって韻固いと思う。
しかも、アンサーしっかり返してて結構好きだった。
D-regill:ちょwww茨城先輩怖いっすww
MC☆ニガリ:ニガリは上達しすぎ。相変わらずシャウト系なんだけど、聞き取りやすいし、韻も固かった。そして、T-pablowと当たった時の1バース目の「お前ら俺が負けると思ってんだろ」みたいなリリックで始めた時はその日一番会場が盛り上がった。爆発した。
72:緊張してたのかな。結構リズム外してたし、韻も踏めてなかった。かわいい女友達が沢山来てたっぽいけど、残念。
WENY:いやもう、ちょ、おまwww状態だった。うつむいてしまってたしね。M-6POと同じクルーらしいけど、もうそのクルー出禁だろwww
T-pablow:ひとりオーラが違ってた。何かに取り憑かれているかのようなラップ。的確に差すんだけど、しっかり自分を制御できてて余裕がある。いやまじで高校生のレベルではない、正直UMBに出てもいい線いくと思いますよ。
■印象に残ったバトル
といっても、あんまり覚えていないものもあるから10/14にオンエアーしたら詳しく書くっすw
第1回戦 かしわ VS りぼん
かしわのバトルはすべて名勝負だった。かしわのキャラが濃すぎて第4回の記憶はほぼかしわwりぼんとのバトルは機材トラブルの末延長戦に。かしわのブス押しから一点おっぱい揉ませろに対して、胸ちっちゃいねん、Aカップでもむ胸ないねんは笑ったしりぼんの場慣れした成長を感じた。
第2回戦 EINSHTEIN VS HIYADAM
これは事実上の決勝戦だと言っても過言ではない。二人は、もともと知り合いなのか、楽屋で仲良くなったのかステージに上がった時から中指立てたり結構絡み合ってた。結論から言うと、延長の末EINSHTEINが勝つんだけど、正直終止EINSHTEINが押してたと思う。会場はHIYADAMが負けたことで騒然となってた。細かなリリックを覚えていないのがはがゆいがOn-AIRしたら、ゆっくり振り返りたいと思う。
第2回戦 MC☆ニガリ VS T-Pablow
これもいいバトルだった。ただでさえ人気の高いT-Pablowは、一回戦のWENYとのバトルで全く衰えていないどころか狂気すら感じるオーラで圧勝した。そんな中での2回戦。
会場は、MC☆ニガリが上達しているとはいえT-Pablowが勝つと思ってたし、 MC☆ニガリへの注目は薄かった。そんな中で、先攻MC☆ニガリの1バース目。正直、度肝を抜かれた。「お前ら俺が負けると思ってんだろ」的なリリックで始めて会場は一気に盛り上がり自分の敗戦ムードを一気に払拭した。まあどうせ負けんだろと思ってた自分がいて、はっとさせられた。ラップは韻の固さ、フロー色んな要素があるけど、この空気を一瞬で自分に引き戻すことが出来る力を持っている奴はなかなかいない。一回戦で客を虜にした「さすがゴメスさん半端じゃないな、でも優勝するのあんたじゃないわ。」といいMC☆ニガリは負けはしたけど今回も確実に爪痕を残した。
第2回戦 DK VS EINSHTEIN
これは、審査員がもっとも悩んだ試合だと思う。会場的には、HIYADAMを倒したEINSHTEINとT-Pablowが決勝っていう絵が見えてたと思うから、あっさりEINSHTEINが勝つと。それが、さっきほどのパンチがなくEINSHTEINの責め手が弱かった。余裕で勝てるっしょみたいな空気すら感じたw
それに対して、DKは真面目に韻を踏み続けた。DKのラップって上手いんだけど、パンチラインが弱いから延長になってもどっちもどっちっていう感じだった。
最終的に手数が多かったDKに手を挙げざるを得ないみたいな感じだったなあ。
ただのEINSHTEINファンとしては、がっかりだった。笑 ちなkay-onのことばっかでうるさいからDKはあんまり好きじゃないw
準決勝 かしわ VS T-Pablow
第4回大会で一番盛り上がった一戦。彗星のごとく現れ、レゲエのような独特のフローで会場を騒然とさせたかしわと、
ダークサイド的パワーで圧倒してきたT-Pablow。二人がステージに出てきただけで会場が沸いた。
そして、バトルが始まると回を増すごとにオリジナル感が強くなるかしわ。
ラップする彼の姿は、岸和田出身だけあって、まるで神輿の上で踊っているかのようだった。
それに対し、一歩も動じることなく同じスタンスで韻を踏みまくるT-pablowはシス卿のよう。
だんじり男 VS シス卿。お互いにまったく詰まる所もなく、これは延長を見たかった・・・
これは完全なスタイルウォーズ(全く異なるスタイル同士のバトル)だね、
っていうジブラのコメントもうなずける。小藪のHIPHOP用語辞典がまた一つ増えたwww
最高の関東 対 関西だった。よく関西のラッパーってダジャレっぽいとか言われてるけど、
全くもって新しいスタイルに出会うことが出来て本当に良かった!
■大会の総論
第4回にもなってくると、ラッパーも観客も過去3回の前提知識を知ってるからこその面白さがあった。
例えば今回、準優勝したDKがRACK戦で「何言ってるか分からない、おととい来やがれ若林」って言ったんだけど、これは第2回大会の決勝でのkay-on(DKの友達)からの引用に、第3回大会でRACKが自らをいじって若林と言ってたことを当てはめている。若干ネタくさいけど、観客が過去3回を見ているからこのフレーズが理解でき、盛り上がる。高校生ラップ選手権がいよいよ一つのイベントとして認知され定着してきたことを物語る一幕だと思う。
でも、D-gerillがHIBIKIに「ヒェー」ばっかうるさいっていうリリックがあったが、HIBIKIに「今日は一回もヒェーって言ってないよ、ネタ臭いねお前」と返り討ちにあっていた。
確かに、第3回大会でHIBIKIは「ヒェーヒェー」うるさかったけど、そのバトル以外でのイメージに引っ張られるとずれたDISになっちゃうってことだな。
後は、バックグラウンド。
高校生ラップ選手権の面白さは、ラップもさることながらバトル前の「紹介動画」にある。みんな高校生ながらに、地元や非行からの更正、病気、親との関係などバックボーンを持って表現活動をしている。そのバックボーンを知ってから聞くリリックには観客も共感しやすくなる。他のフリースタイルバトルにはない魅力。さすがテレビ番組が制作するイベントといったところ。
そういう意味で、圧倒的(ある種悲惨な)なバッグボーンを持つT-pablowに会場中が引き込まれていたのに対し、EINSHTEINやHIYADAMは少し軽さが目立った気がする。
最終的には、ラップの良し悪しなんだけども。
■大会後の色々
さすが高校生ラップ選手権といえるくらい好青年な彼らは、
小藪が毎回言うように、しっかり仲良くなって帰っていくみたいwww
EINSHTEIN twitter
DK twitter
たまたまマクド行ったら、 罰当寝てた(笑) 爆笑(笑)
そんな罰当 twitter
いろいろと人は見かけによらんな〜今日は地元の友達が出迎えてくれた嬉しかったしトロフィーが無くて情けなかったwありがとうみんな!!
そして、なんとGOMESSのtwitter見てたら、
高校生ラップ選手権の翌日に代々木公園でサイファーしてたらしい!
EINSHTEIN、GOMESS、かしわ、MC☆ニガリ、3taniっていうメンバー!
GOMESS twitter
大会翌日の代々木サイファー模様…(動画)
http://instagram.com/p/emMRBen_db/
T-Pablowも復活twitter
K-九改めてT-Pablow Twitter始めました! 名前が変わってもやることは一緒なので応援よろしくお願いします。今まで色々ありましたが、やっぱり僕にはHiphopしかないと再確認できました。 I’m Back !!
DABO兄さんからも若者へのたちへの暖かいコメント
今の高校生ラッパーたちは昔で言う”超高校生級”がゴロゴロしてる 日本語ラップのレベルが上がっているわけだ ワクワクするよね 俺たちやパイセンたちが頑張ったからだよ 最高のボーナスだな いっぱいスター出てほしいよ 俺たちの子どもだぜ彼らは 逞しく羽ばたいてほしい 強く生きていけ
そして、審査委員長のZEEBRA!!
高校生ラッパーたち全員の親になりたいw
ZEEBRAさんもう高校生ラッパー達への愛情が半端じゃないwww
最後に・・・・
高校生ラップ選手権用にブログ作ったので、これからはそちらを見てください!
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高校生ラップ選手権歴代出場者を完全なる独断で評価しました。
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