なぁ、放浪息子って知ってるか?
これ、名作なんだぜ。
今更ながら観てしまったことが本当に悔やまれる。
気持ちの折り合いを一つ一つつけていくにとりくん。
土井くんにですら、嫌いと言い放ちながらも、
真剣に向き合っていく姿が、にとりが成長しているのを実感させてくれる。
この時点で神最終回の流れが確定。
あんなに意地っ張りで、素直じゃなくて、不器用な千葉さんが、
小学校から抱いていたにとりくんへの想いに踏ん切りをつけるんだけど、
その話の流れが美しすぎる。千葉さんマジきれいな千葉さんっす。
まこちゃんは本当に辛かっただろうな。
1年生の倒錯劇は公開処刑みたいなものだったからなぁ。
ここでその時抱いていた想いを解消できたのも良かった。
「気持ちわりぃな。何やってんだよお前ら。」
と二人に言う土井がナイスすぎる。
たしかに男同士が可愛い可愛い言っててどうしても気持ち悪い空気で、
見てて微妙な感は多くの人がいだいていたはずなんだ。
「基本的に嫌なやつだけど、いいやつだよ。」
と土井のことを友人が評価してたけど、本当にそのとおりだった!
そしてここからハイパー安那タイム。
「あたし彼氏とか初めてだったじゃん・・・・・・だったんですよ。」
ここらへんの下りで落ちない人はいねえわ。
安那ちゃんが可愛すぎる。
千葉さん一択な流れだったのに、最終回で全部持って行っちゃったよ。
高槻くんが
「にとりくんやるなぁ」
と呟いているけど、ほんとそのとおりだよ。
にとりくんカッコ良すぎるわあ。
アニメ版の放浪息子はにとりの成長の物語でした。
女の子になることに憧れてたけど、
高槻くんや安那ちゃんなど、
かっこよく生きている女の子に惚れていたにとりくんは、
実は、かっこ良さを求めていたのかも知れない。
土井くんにむかついたり、にとりくんの女装凸にハラハラしたり、
まこちゃんが気の毒だったり、千葉さんがとても魅力的だったり、
水彩調の画が崩れることなく最後まで綺麗であったりと
見入ることが本当に多い作品でした。
そして最終回のEDに向かってぐいぐいと進んでいく感じは
観終えたあとの満足感を半端ないものにさせています。
踏ん切りをつけるための劇が”ぼくは、おんなのこ”というのがもう最高。
神作とは言えないけれど、名作です。
本当にリアルタイムで見れてなかったことを悔やまれます。
「(画像あり)放浪息子 最終話(第12話) 「放浪息子はどこまでも ~ 12*Wandering」への7件のフィードバック
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